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 はじめに 

 「サクシーダーJ」のHPを訪問下さり、ありがとうございます。

 ローカルヒーロー研究室こと、城西大学経営学部 石井龍太研究室の活動も4年目に入りました。本研究室では、全国で活躍するローカルヒーローの調査研究を行うと共に、研究室所属のゼミ生達とヒーロー団体を運営する実践活動も行っています。これまでに、3,4年生による「ユニベーターJ(2015~16年度)」「リベレスパーJ(2016~17年度)」「ルーガライザーJ(2017~18年度)」、2年生を主体とした「高麗戦士トライ(2016年度~)」といった、4つのヒーロー団体が誕生してきました。2016年度以降は、常時3団体が研究室内で活動している状態です。坂戸市、鶴ヶ島市、毛呂山町、日高市といった大学近隣を中心に、幸いにも多くの活躍の舞台を得、地域でも学内でも受け入れられる良い環境が整いつつあることを、主催者として大変うれしく、ありがたく思います。

 2018年度から活動を開始した「サクシーダーJ」は、石井ゼミ第5のヒーロー団体であり、3,4年生による活動としては4世代目のヒーロー団体ということになります。世界観、キャラクターの設定は学生たちによるものです。指導する立場として、毎年新趣向を取り入れることを学生たちに要求しておりますが、今回もいくつか新たな要素を取り入れました。主だった3点をご紹介します。

【石井ゼミ初の「集団ヒーロー」】

 石井ゼミの活動もやっと軌道に乗り、慢性的な人数不足も解消され、18年度には過去最高の16名がゼミ入りしました。そこで過去の少人数ゼミでは物理的に不可能であった「集団ヒーロー」への初挑戦を行いました。すでに「高麗戦士トライ」の中で複数ヒーローが協同する展開を描いておりましたが、グループであることが常態化されているという意味では「サクシーダーJ」が初の試みとなります。

【キャラクターの総称としての団体名】

 過去の石井ゼミの活動では、主役級のキャラクター名を団体名として採用してきましたが、今回はいわゆる怪人を含め登場キャラクター全体を主役として扱う意図を込めて、彼らの総称である「サクシーダーJ」という言葉を団体名としています。「サクシーダー Sucseeder」は「継承者 Succeeder」と「種 Seed」を合わせた造語であり、超人となる力を得た若者たちを意味する言葉です。「J」は運営母体となる城西大学の頭文字をかけておりますが、その真の意味はストーリーの終盤で明らかになる予定です。

【敵味方入り乱れた群像劇】

 これまでの石井ゼミのヒーロー活動は、ストーリーを単純化する意味もあって、単体の主役級キャラクターを中心に展開しておりました。しかし今回は、複数のヒーロー側キャラクターと敵側キャラクターとの間に、子弟、親子、仇、ライバルといった、単純な敵対だけでない人間関係を用意しました。結果として全体像は複雑なものとなりましたが、キャラ数が増加することでそれぞれのキャラクターを掘り下げられなくなる事態を避け、深みを演出する狙いを込めております

 様々な新機軸を取り入れて、新たな活動を開始しました。先輩たちと同じく、新しいゼミ生たちもまた、放課後、週末を返上して頑張っています。石井ゼミ4期生による「サクシーダーJ」を、今まで以上に応援下さいますこと、是非にお願い申し上げます。

2019年2月9日

石井龍太

(城西大学経営学部准教授)

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