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メイキング

デザインユニベーターJをはじめとするキャラクターデザインは、主に副ゼミ長の加治君がイラスト化し、ゼミ生全体で議論しながら決めていった。ただ時間の制約があったため、既にゼミ教員の石井が製作していたオリジナルキャラクターをレジネーターの大幹部として用い、J、ユニ、レジネーターの幹部と怪人の新規製作が行われた。

ユニベーターJのデザインには、大学生、城西大学といった要素を具現化したアイディアが求められた。会議で出て来たアイディアは、若さを思わせる「風」だった。その意匠は左胸に込められている。そして城西大学のエンブレムカラーである青色と黄色を基本として、デザインが決められていった。

ユニのデザインは難航したが、名前にちなんでユニコーンの意匠が取り入れられた。色はJと同じ青色と黄色。そして飄々とした風来坊をイメージし、大きな帽子を思わせる頭部デザインとなった。体はシンプルにマントと首飾りのみとし、全体に高貴な雰囲気となった。

レジネーターの怪人には、既に学生が怪人となった「タンイヤベーナ」のアイディアがゼミ長の石井君から出されていた。タンイヤベーナのモチーフには蜘蛛が選ばれた。「1号怪人は蜘蛛にしたい」というデザイン担当の加治君の主張が容れられた。第一話のシナリオを踏まえて、最終的に3体が少しずつデザインを変えて作られた。

1号怪人が蜘蛛ならば、2号怪人は蝙蝠となった。またユニと同じく他者に力を与えるという設定に応えるため魔術師の意匠も取り入れられ、幹部怪人として仕上げられた。名称は「バッドバット」。少々安直だが、蝙蝠が羽ばたく擬音の様な語感を出すことは出来ただろう。

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